VENEXが、3月に発売したブランド史上最上位シリーズ『プラチナメリノウール』。
発売から間もなく、“実際に触りたい”など問い合わせも多く、完売アイテムも続出しているシリーズとなっています。
今回のために開発した最新の素材は、
・夏にも冬にも快適に着用できる天然繊維「メリノウール」
・休養を科学したVENEX独自開発のリカバリー素材「PHT」繊維
コラボレーションによって実現しています。
「ウール」と聞くと、冬のセーターや防寒着に採用されているというイメージを思い浮かべることが多いと思いますが、実は登山家やウィンタースポーツなど各界のプロフェッショナルがすでに取り入れている機能性に富んだ素材ということをご存じでしょうか。
ブランド最上位シリーズの『プラチナメリノウール』は、世界三大ウール産地である尾州(愛知県西部)の糸屋として創業54年のそぶえ産業株式会社が展開している「WOOLLABO®」とのコラボレーションによって完成しました。
今回の新商品のこだわりと、ハイブリッドメリノウールの魅力をお伝えするため、5月21日に、限定ご招待の方に向けて、そぶえ産業株式会社代表取締役である祖父江嘉成(そぶえよしなり)さんをお招きし、VENEX広報の下山との「Platinum Weekend with VENEX & WOOLLABO®」スペシャルトークセッションを実施しました。
その内容を一部お届けします。

『プラチナメリノウール』の製作背景
VENEXより今回のコラボレーションのご相談をした際の印象を、祖父江さんに伺いました。
WOOLLABO🄬 祖父江さん:
長年メリノウールの開発に携わってきましたが、“リカバリー”という明確な機能性を持つ素材とのコラボレーションは、私にとっても非常にエキサイティングな挑戦でした。
ウールは天然素材ならではの調湿・調温機能を持っていますが、そこにVENEXさんのPHT繊維が、合わさることで、衣服内の温度や湿度を調整するだけでなく自ら積極的に体を整えるという、これまでにない次元のリカバリーウェアができると直感しました。
VENEX 下山:
この企画を初めて聞いた時、とてもワクワクしましたし、早く実物を見たいと強く思ったのを覚えています。
ただやっぱり、一般的にはウールと聞くと、冬物のイメージが強いのかなと思うのですが、今回の『プラチナメリノウール』は1年を通して着られるんですよね。
WOOLLABO🄬 祖父江さん:
実は、欧米のプロの登山家たちは、肌に直接ウールを着るのが当たり前なんです。
過酷な環境で命を守るために選ばれるのがウール。 私はその心地よさを、極限の山の上だけでなく、日本の皆さんの『日常のライフスタイル』に届けたいと考え、尾州の地で開発を続けてきました。
今回のプラチナメリノウールは、その集大成とも言える一着です。
2010年に「ウールラボ」を立ち上げた当初は、ウール100%にこだわっていました。ただ、当時は洗うと縮んだり、毛玉ができたり、使い込むと穴が開いてしまったりと、耐久性に課題があったんです。
——————『もっと日常でガシガシ使えるウールを作りたい』
という思いから、大学との共同研究をスタートさせました。

『プラチナメリノウール』のために開発したハイブリッドメリノウール素材
WOOLLABO🄬 祖父江さん:
その特徴は大きく3つ。
1. 調湿性(汗冷えしにくいこと)
湿気を吸収したり、放出する機能が
実は、疲れの原因のひとつに、汗をかいた後の「冷え」があります。
人は睡眠中にコップ1杯分ほど汗をかくと言われています。
汗をかいた後の「冷え」が疲れにつながるんです。
元々メリノウールは、「生きている繊維」なんて呼ばれていましてね。衣服内が暑くて蒸し暑い時は、繊維の表面にある「スケール(うろこ)」が自動的に開いて、熱や湿気を外へ効率よく逃がしてくれるんです。まさに「天然のエアコン」のような素材です。だから、汗をかいても冷えにくく、ムレにくい、ベタつきにくい。快適性に大きく影響する特徴です。
2. 防臭性
メリノウールは汗を吸っても、雑菌が繁殖しにくい特徴があります。旅行や出張で何日も着用される方が驚かれるのですが、「本当に臭いが気になりにくい」という声が非常に多いです。
つまり、睡眠、移動、飛行機、ホテル、リラックスタイム
こういった長時間着用シーンとの相性が非常に良いんです。
3. 速乾性(ポリエステル)
PHT繊維のポリエステルと編んでいるので従来のウール100%より非常に乾くのが早いです。多少の汗であれば直ぐに乾きます。
VENEX 下山:
まさに一年中活躍してくれそうな特徴ばかりですね。
今回、16.5μmという非常に細い糸を使っていますが、これはどれくらい特別なんでしょうか?

WOOLLABO🄬 祖父江さん:
非常に特別です。これはメリノウールの中でもトップクラスに細い繊維です。
髪の毛よりはるかに細く、繊維が細くなるほど、肌への刺激が減ります。
つまり、「ウールなのに、驚くほどなめらか」なんです。
よく“ウール=チクチク”と思われますが、それは昔の太い羊毛のイメージなんですね。
今回の素材は、むしろ“包み込まれるような肌触り”を目指しました。
VENEX 下山:
今回この繊細な糸を、VENEX独自のPHT繊維と編み上げる、天然素材と化学繊維の掛け合わせは至難の業だったと聞きました。
WOOLLABO🄬 祖父江さん:
そうですね。ウール100%の良さを活かしつつ、PHT繊維をどう融合させるか。単に混ぜるのではなく、『ウールの呼吸:スケール開閉』を妨げず、かつ生地としての耐久性と、シルクのような風合いを両立させるために、何度も試作を重ねました。
尾州という、世界でも有数のウール産地だからこそできる緻密な設計です。ポジティブな意味で、『これが本当にウールなの?』という驚きを感じていただけるはず。
旅先でも、自宅でのリラックスタイムでも、袖を通した瞬間にスイッチがオフになる感覚を目指しました。
VENEX 下山:
まさにVENEXが伝え続ける、「睡眠時に限らない休養時専用ウェア」を体現する、広くリラックスシーンに馴染むリカバリーウェアが実現できましたね。
本日お話を伺って、プラチナメリノウールは単なる高級素材ではなく、“休養の質”そのものを変える素材だと感じました。
ウールの特性である調湿性、防臭性、速乾性があることで、睡眠時も旅行先も使用シーンが広がり、さらに季節も問わず活用できる点、そしてそこにVENEXのリカバリー機能が融合することで、ワンランク上の休養時専用ウェアが完成しましたね。
WOOLLABO🄬 祖父江さん:
私たちは50年以上、ずっとウールと向き合ってきました。
その中で、今回初めて、「休養のためのウール」を本気で作りました。

リカバリーウェアは「ほっとしたい」すべての瞬間に寄り添う
VENEX 下山:
今回はアイテムのラインナップにもかなりこだわりました。睡眠時だけでなく、日常にスッと馴染むデザインになっています。
VENEXが大切にしている「休養学」をベースにしつつ、ウールの上品な質感が加わったことで、外でも着られるような仕上がりになりました。高品質な素材と独自の機能性が合わさった、これまでの常識を覆す一着です。
「リカバリーウェア」と名付け、研究を続けてきた私たちがまた新たなフェーズに進むための一歩ともいえるシリーズだと思っています。
WOOLLABO🄬 祖父江さん:
素材で携わったプラチナメリノウールが、最高の製品になって嬉しいです。
生地の質感がデザインの一部として活かされたことで、「寝間着の枠を超えたリカバリーウェア」というコンセプトが、まさに形になったなと感じています。
今日ぜひ、実際に触って、着心地を体感してみて下さい。
きっと、今までのウールのイメージが変わると思います。
VENEX 下山:
祖父江さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
WOOLLABO🄬 祖父江さん:
ありがとうございました。

Thanks to
祖父江嘉成(そぶえよしなり)

業界ではマスターオブ尾州の愛称で親しまれウールの事で知らない事は無いと言われるウール専門家であり、世界三大ウール産地である尾州地域の糸屋として創業54年のそぶえ産業株式会社代表取締役。
大学時代は理工学部に所属。モノ作りに非常に興味を持ち父親が創業した会社に入社。糸から製品までの工程を熟知すべく自ら工場に赴き、素材と向き合い経験を積みながら積極的にセールス業務も行う。各々の工程での匠職人を取り纏めて新しい生地開発に従事し、2010年時より洗えるウールの商品開発に注力し様々な組み合わせでハイブリッド多機能ウール素材を開発。ウールの機能については開発チームやアウトドアブランドと共に実際にフィールドテストを繰返しながら知見を広めており、世界で通用する尾州ウール生地についての開発を現在も継続中。
▶ブランド最上位シリーズ『Platinum Merino Wool(プラチナメリノウール)』
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